2006年 06月 23日

DR SUMMICRON 50mm f2.0

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Dual Rangeズミクロンということで二通りの撮影方法ができる優れ物。
通常の1m〜∞。そして貴婦人のオペラグラスのような眼鏡をかけると48cm〜90cmの近接撮影が可能。
これまた前期と後期があり、ぼくのは62年製の後期型(文献を信じるならば)しかしライカの歴史はおもしろい。眼鏡に記されたライツのロゴの違い、mとfeet表記、ヘリコイドの溝が山か谷か。だれが調べたの?
近接撮影の実用性はともかく(接写する機会なく、する気もなく)、職人の熱き想いには脱帽です。日夜、研究所にこもり試行錯誤する姿が覗える。事実、作りに関してはズミルックスなど足下にも及びません。設計にうっとり。隙間なく金属が敷き詰められているよう。
当然ながら眼鏡取り付け台座分の重量(ノーマルの固定鏡胴ズミより100g程)がありずっしりとしています。しかしこのレンズを持ちフルマラソンを走破しようとしない限りは安心感や安定感に繋がる重さです。
M4に初めて装着したレンズということもあり肯定的というかひいき目が十二分にあるのですが、余計な機能や重さなど負の要素が魅力。
もちろん写りに文句はなく。真面目な男性的描写の勝負レンズ。

ちなみに、このレンズも安かった。
眼鏡取り付け台座のカメラとの接地面が3ミリほど綺麗に削られています。ライカ以外のカメラに装着したくて削ったのであろうか。高級なレンズに傷を付けてまで、それほどこのレンズに惚れ込んでいたのでしょう。こんなに購買意欲をそそられる傷も珍しく。
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by tadeku-mushi | 2006-06-23 00:12 | ライカレンズについて


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